2023年09月16日

外科手術

股関節内包脱臼

股関節脱臼整復

症状

・痛み
・びっこをひいている
・足を浮かせている/地面につけない
・急に鳴く
・歩けない

膝のお皿が本来あるべきところからずれてしまうことで、後ろ足の膝関節に力が入らなくなり、歩き方に異常が出る病気です。
初期の場合は痛みが発生しないこともあるため、脱臼に気付けないことが多々あります。
症状が進行するに伴い、足を浮かせる頻度が増えたり、時間が長くなったりします。
また、立っているときに膝をガクガク震えさせたり、遊んでいる最中に急にキャンキャン鳴いて痛がることも多いです。

治療方法

内科的治療
症状の緩和を目的として鎮痛剤の服薬やレーザーなどの使用により炎症を押さえます。完治は望めませんが、サプリメントや食事、環境改善により悪化を防ぐことは可能です。

外科的治療
症状に応じて、滑車溝(かっしゃこう)と呼ばれる膝蓋骨の受け皿となるくぼみを削る手術や、足のすねを正常に近い位置に移動させピンで留める手術などが必要となります。
また、筋肉が拘縮している場合は、ほどく処置が必要な場合もあります。

治療後

治療後は少しずつリハビリ運動が必要になります。
脱臼や手術による筋肉量の差をゆっくりと改善していきます。

脱臼は膝関節全体にダメージを与えており、骨へのダメージが蓄積すると骨の変形を、関節へのダメージが蓄積すると関節炎を起こし、最終的には歩けなくなることもあります。
場合によっては、膝の靭帯が切れてしまうこともあります。
治療の選択は症状や進行度により変わります。ご相談の上、最善の選択をご提供いたします。”

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