2024年07月15日

外科手術

犬の中手骨骨折

原因

中手骨は人の掌や甲の場所の骨になります。中手骨骨折の原因は、高所からの落下、交通事故、人間に踏まれる等の外傷によるものが多いです。

治療

治療はプレートやピン、創外固定といった外科治療と、包帯による保存療法があります。
前脚は第3-4指が、体重負荷を担う指であり、ここが骨折すると多くは外科適応になります。
骨折の場所や犬種、年齢、体重を考慮して、どのインプラント使用するかを検討します。
術後は2-4週ほど包帯で保護します。

症例紹介

落下後右前肢挙上を主訴に来院されました。レントゲンにて、第4-5指骨の骨折を確認しました。
飼い主様と相談したところ、外科手術を希望されたため、整復安定化を目的に手術を行いました。
中手骨の骨経が細く、ピンによる整復は困難と判断し、プレートによる内固定を行いました。
術後は経過良好で、歩行は改善してくれています。

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