2024年06月09日

眼科

増殖性好酸球性角結膜炎

症状

・眼が白濁している。
・眼に出来ものがある。

病態

片眼もしくは両眼で角膜及び結膜に生じる原因不明の炎症性疾患です。
原因不明ではありますが猫ヘルペスウイルスの関与が疑われています。

初期では角膜周辺に血管新生(角膜に血管が入り込む)が、その後は単発または多発のプラーク状の肉芽組織が認められます。

診断

肉芽組織の細胞診で白血球の一種である好酸球やアレルギーに関与する肥満細胞の出現を確認することで診断されます。

治療

免疫抑制剤による治療が主になります。

この病気以外にも角膜潰瘍や角膜びらんを伴う場合にはそれらの治療を優先してから免疫抑制剤や抗ウイルス剤で治療をしていきます。

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