心原性肺水腫

症状

・呼吸が荒い、苦しそう
・舌が青い
・血を吐く
・よだれが多い

病態

心原性肺水腫とはその名の通り、心臓の病気から肺に水が貯まる病気です。

主に弁膜症や心筋症と呼ばれる病気が内服薬でコントロールできなかったり、治療をしていない場合に肺水腫が引き起こされます。

往々にして呼吸器や循環器の病気は命の危険があるため、早期の受診や定期的な健康診断は重要になってきます。

治療

基本的には入院を推奨します。
酸素室で呼吸状態を安定させることが先決です。

また、利尿薬で体から水分を減らしていき、肺の水も減らします。
同時に心臓薬も使用し、心臓の負担を減らしていきます。

安定してきたら徐々に酸素濃度を落としていき、酸素なしでも呼吸状態が安定すれば退院です。

予後

呼吸状態が安定し、心臓の負担も減らせたまま維持できれば数年単位で生存可能です。

ですが、呼吸器や循環器の病気には急変が付き物ですし、薬でコントロールできなくなることもあります。
その際は薬の用量を変更したり、心臓手術を推奨します。

当院では、循環器専科診療を実施しておりますので、お気軽にご相談ください。

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