2024年05月12日
犬と猫の消化器型リンパ腫
リンパ腫とは
リンパ球という血液中の免疫細胞が腫瘍化したものです。
血液は全身を巡っているため、リンパ腫はどこにでもできます。
その中でも胃腸系に発生するリンパ腫を消化器型リンパ腫といいます。
症状
慢性的な嘔吐や下痢といった症状が代表的です。
体重が減少してくる子もいます。
検査
血液検査や腹部超音波検査で病変を特定します。
特定された場合、細胞診検査や内視鏡検査によってサンプリングを行い、確定診断を行います。
治療と予後
抗がん剤による治療が一般的です。
悪性度やタイプにもよりますが、比較的抗がん剤に反応してくれるケースが多いです。
無治療の場合生存期間は約1ヶ月、
低悪性度の場合治療して約2年、
高悪性度の場合は治療して約6ヶ月くらいと言われています。
が、それ以上に生きてくれる子もいます。
嘔吐や下痢が何日も続く場合は、ぜひ病院で検査を受けていただくことをおすすめします。