2024年04月05日

一般診療

犬の免疫介在性多発性関節炎

どんな病気?

免疫の異常により、自分で自分の関節を攻撃してしまう病気です。
原因は不明なことが多く、完治は難しいです。

好発犬種

・ミニチュアダックスフンド
・ウェルシュコーギーペンブローク

あらゆる年齢で発症し、性差はありません。

症状は?

・跛行
・負重を嫌う歩行
などの歩行異常を認めます。

・発熱
・食欲不振
など非特異的な症状のみであることも少なくありません。

移動性の跛行といって、痛みを示す足が日によって変わることがあるがこの疾患の特徴です。

診断は?

身体検査(発熱や関節の腫れ)、血液検査、関節液検査で診断していきます

治療は?

副腎皮質ホルモン製剤や、免疫抑制剤を組み合わせて治療していきます
再発や増悪の可能性があるため、治療後も定期的な検査やお薬のコントロールが必要です

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